リレンザと木目の背景

リレンザの効果は予防と治療に役立ちます

インフルエンザの治療のために処方される薬にリレンザがありますが、実は治療だけではなく予防にも使うことができるのです。
リレンザは抗インフルエンザ薬として初の吸入用の薬です。
リレンザはウイルスが増殖する場所である気道に直接薬が作用するため、吸入してすぐに効果があらわれると言われています。
また、気道に薬が入るため、体内に吸収されて全身に薬の影響が及ぶことは少ないと言われています。
リレンザは体内に入ったインフルエンザウイルスが増殖するのを抑制する効果があるため、インフルエンザウイルスが体内で増殖してしまうまでに服用をしなければなりません。
1個入ったインフルエンザウイルスは24時間後には100万個にまで増殖すると言われていて、増えすぎてしまうと高熱などのインフルエンザ特有の症状が出てしまいます。
感染から48時間以内に服用しなければ意味がありません。予防と治療、どちらで服用する場合でも使用方法は変わりません。
予防的に使用する場合には1日1回、治療として使用する場合には1日2回の服用を行わなければなりません。
治療の場合には病院でインフルエンザの検査をし、陽性になった場合に病院から処方されます。
予防の場合でも病院で診察を受けリレンザを処方してもらうことは可能ですが、日本では予防としてリレンザを処方してもらう時には健康保険が利用できません。
そのため、予防的に使用する10日分のリレンザの薬代と診察代を含めて約6000円の費用が掛かります。
海外から個人輸入でリレンザを購入することも可能で、その場合には病院で処方してもらう半額程度の価格で購入することができます。
ただしその場合にはどんな問題が起きたとしても、全て自己責任となるため注意が必要です。

タミフルとリレンザの違いについて

インフルエンザの治療薬として有名なのが、タミフルとリレンザです。この2種類の薬に違いはあるのでしょうか。
タミフルもリレンザも、インフルエンザに感染してから48時間以内に使用することによりインフルエンザ特有の症状である高熱が出る期間を短くする効果があると言われています。
発症してからの治療だけではなく、「感染したかもしれない」と思った時に使用することによりインフルエンザの感染や発症の予防をすることができる点や、インフルエンザウイルスがA型、B型のどちらでも利用できる点、熱などの症状を抑える対処療法ではなく、体内でウイルスが増殖しないようにすることで症状を緩和する点も同じです。
両社の違いは、タミフルは内服薬で、リレンザは吸入薬だという点です。
タミフルは服用するため、その成分が身体中に作用します。
小さい子に起こることがあると言われている異常行動などは、全身に作用することが原因で、脳に影響があるのではないかと言われています。
また、服用してから体内に薬効成分が届くようになるため少し時間がかかりますが、内服するだけなのでどんな年齢の方にも使いやすい薬です。
一方リレンザは、薬剤を吸入することで、インフルエンザウイルスが増殖すると言われている鼻から肺にかけての気道に直接薬効成分が届くため、吸入から1分後にはインフルエンザウイルスの増殖の抑制が始まると言われています。
しかし吸入薬のため、初めての人や幼児、高齢者には使いづらかったり、もともと呼吸器の疾病を持っている人や高齢者の人が使用すると、激しくせき込んだりするということもあります。
そのため、日本ではリレンザよりもタミフルの方が処方されやすいと言われています。

リレンザの使用方法と注意事項

リレンザの使用方法は、インフルエンザの予防として使用する場合と治療として使用する場合では使用方法が変わってきます。
専用の吸入器に、薬の入ったディスクを装着し、吸入するだけの簡単な方法です。
インフルエンザの予防として使う場合には、1日1回10日間の服用、治療の場合には1日2回5日間の服用をします。
1日の服用回数と合計の服用日数が違うだけで、予防と治療どちらでも使用方法は変わりません。
しかし、リレンザを服用する場合には注意事項があります。
インフルエンザウイルスは、体内に1個侵入しただけで24時間後には100万個にも増殖し発症してしまいます。
48時間以内にリレンザを服用することで、インフルエンザ特有の高熱が出る期間を短くすることができますが、48時間を超えてしまうと効果が薄れてしまいます。
リレンザは吸入から1分後にはすでにインフルエンザの増殖を抑える効果があるため、薬を処方されたらできればその場ですぐ吸入するようにしましょう。
また粉末を吸入しなければならないため、小さい子供や高齢者は必要な量を吸い込めない可能性があります。
薬を吸い込みやすいように吸入器を並行に持ったり、一度に吸いきれなかったら繰り返して吸い込むように補助を行いましょう。
もともと気管支炎や喘息などの持病を持っている人は、リレンザを吸入することにより咳が激しくなることがあります。
これはリレンザがインフルエンザウイルスの増殖する肺から喉にかけての気道に直接薬を吸入することが原因です。
薬の成分は気道にとどまり、身体への吸収はないため身体の他の部位への影響はあまりないと言われていますが、下痢や発疹、呼吸がしにくいなどの症状が現れた場合には、すぐに医師に相談するようにしましょう。
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インフルエンザの症状チェック